シーズン2 治療方針
さて、前回の投稿でお話したシーズン2の目的は以下の通りです。
- トレチノインによる副作用を抑えつつ、肌のハリや毛穴の開きを改善する
- 長期的かつ継続的にトレチノインを塗布する
この目的を達成するための治療方針を立てました。
トレチノインの濃度
前回の治療では、濃度0.1%のトレチノインを使用しました。この濃度で肌のハリや毛穴の開きを改善できました。一方で、深刻ではないものの赤みや皮膚の剥がれなどの副作用も見られました。今回は、治療効果を出しつつ、副作用をコントロールするということで、BIHAKUENトレチノインクリームのうち最も濃度の低い0.025%で治療を行います。
BIHAKUENのトレチノインクリームは、濃度0.1%、0.05%、0.025%があります。前回は0.1%を選択したので、今回0.05%でもよかったのですが、より精密に副作用をコントロールするために最小濃度である0.025%を選択します。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは、前回と同様にBIHAKUENのHQ4(ハイドロキノン4%)を使用します。
シーズン2治療計画
使用期間
トレチノイン0.025%、ハイドロキノンともに8週間 (※前回はトレチノイン0.1%4週間、ハイドロキノン8週間でした)
使用方法
●朝(出勤前)
- 普段使っている炭配合の洗顔フォームで洗顔する
- タオルで水分を拭き取る。顔をこすらないように気をつける
- ビタミンC誘導体配合化粧水を顔に浸透させる
- 10~15分間待つ
- トレチノイン(0.025%)を毛穴の気になる箇所(額、頬、鼻)に塗布する
- 10~15分間待つ
- ハイドロキノン(4%)をトレチノインを塗布した箇所に塗布する
- 10~15分間待つ
- 日焼け止め(SPF50+)を塗布する
●夜(就寝前)
- 普段使っている炭配合の洗顔フォームで洗顔する
- タオルで水分を拭き取る。顔をこすらないように気をつける
- ビタミンC誘導体配合化粧水を顔に浸透させる
- 10~15分間待つ
- トレチノイン(0.1%)を毛穴の気になる箇所(額、頬、鼻)に塗布する
- 10~15分間待つ
- ハイドロキノン(4%)を毛穴の気になる箇所(額、頬、鼻)に塗布する
化粧水は抗酸化・美白作用を持つビタミンC誘導体含有のものがよさそうです。誘導体なので、肌に浸透してからビタミンCが生成されるため、ビタミンCが肌に届く前に劣化してまうことがありません。私は、Amazonで見つけた、安くてたっぷり入っている化粧水を利用しています。日焼け止めは紫外線を防止できれば、何でもよいと思いますが、自身の肌に合うものを選ぶとよいでしょう。治療中の肌は紫外線に対してとても弱くなっているので、たとえ冬の晴れていない日でも必ず塗布します。
使用上の注意
- 使用前に必ず肌の目立たないところに少量塗布してみて、24時間経過後に肌に異常がないことを確認してから使う。
- トレチノイン、ハイドロキノンとも指先に5mmくらい出して、それを各部位に薄く延ばす。塗りすぎは逆効果になるため、絶対に塗りすぎないようにする
- まぶたや目の下など目の周辺を避けて塗布する
- 薬の品質が劣化しないように、ジップロックに入れて冷蔵庫に保管する
- 使用中に肌に、炎症や痛み等の異常が出たら、量や塗布頻度を減らして症状をコントロールする。それでも症状が収まらなければ使用を中止して病院に行く