トレチノインの効果について勉強してみた
こんにちは。8月が終わってしまいましたね。皆さんは、いかがお過ごしでしょうか?
私は、夏の日差しを受けてこんがりと焼けました。(日焼け止めは塗ってましたが、結局焼けてしまいました~)
寒くなるまでは、トレチノインを用いた、毛穴治療をお休み中です!
その間、トレチノインのことを勉強してみました。以前書いた記事と重複するところもあるかもしれませんが、今回は、それよりも詳しい内容です。
トレチノインとは?
トレチノインとは、処方薬であるレチンA(Retin-A)のジェネリック名称です。その主成分は、純粋なレチノール酸であるレチノイドです。レチノイドは元々、ニキビの治療薬としてFDA(アメリカ食品医薬局)に認可されました。しかし、すぐに肌の状態を改善する効果もあることが認知されるようになりました。
トレチノインの作用
トレチノインは、古くなった角質層を取り除き、その下にある表皮と真皮を厚くする作用があります。その結果、皮膚の厚みが増して、ハリが出て、若々しい肌になります。
【皮膚の構造】
トレチノインは、表皮の角化細胞(ケラチノサイト)の新陳代謝を促すため、新しくて、若々しい細胞が常に表皮にたくさんある状態にします。
さらに、トレチノインには、肌のヒアルロン酸とコラーゲンの生成量を増加させる働きがあります。これらは、肌の水分を保ち、引き締める働きをする成分です。
また、真皮にある繊維芽細胞(せんいがさいぼう)に作用して、真皮中のコラーゲン繊維を新しく、整った状態にします。新しいコラーゲン繊維は、表皮下の血管形成に寄与します。
こうして、トレチノインの作用により、若くてハリがあり、血色のよい肌へと改善することができます。
文献で報告された、トレチノインの効果
(※必ずしも、全ての効果が出るとは限りません。)
- 皮膚を厚くして、ハリが出る
- 肌の保湿力の改善
- 外的な刺激への耐性向上
- 日光による、目につく皮膚へのダメージを目立たなくする
- 小じわを目立たなくする
- 色素沈着のと肌のくすみの改善
- 目の下のくまを目立たなくする
- 肌荒れの改善
- 剃毛による刺激を低減
- 皮膚がんリスクの低減
- 妊娠線を目立たなくする
- 健康的なピンク色の肌
ある調査で、6ヶ月間、0.05%のトレチノインを塗布しました。その結果、参加者の83%に肌の改善が見られたと報告されています。
注意すべきトレチノインの副作用
皮膚の剥離、痛み、炎症、赤み、ヒリヒリ感など
ただし、これらの症状は、一般的に塗布を開始してから、2-6週間程度で落ち着きます。(私の場合は、2週間目でピークを迎えて、その後は落ち着きました。)
以上、ご参考になれば幸いです!!
参考サイト:こちら