トレチノインとは
ビタミンAの活性代謝物のひとつであり、肌の老廃物や余分な皮脂を排出して肌の代謝を高めます。そのため欧米では、昔からニキビの治療に使われてきました。また、肌の代謝を高める作用が注目され、ニキビ以外にも、毛穴、小じわ、シミの治療などにも用いられています。
トレチノインと毛穴
まずは、覚えておかなければならないのは、トレチノインを塗っても毛穴の大きさは変わらないということです。しかし、毛穴を小さく見せることができるのです。その理由は、
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- 肌の新陳代謝が活発になる
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- 健康な皮膚細胞が増える
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- 健康な皮膚細胞は、エラスチンやコラーゲンを活発に作る
- これにより、ひとつひとつの細胞がふっくらとして肌にハリが出る
その結果、毛穴が小さく見えるようなります。つまり毛穴が目立たなくなるということです。
トレチノインの副作用
トレチノインは非常に強力な薬です。肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促す過程で、多少のヒリヒリ感が発生します。これは特に塗りはじめて最初の1、2週間に起こるそうです。またそれに伴って赤みや炎症が発生する可能性もあります。したがって、塗りすぎてもヒリヒリ感や、赤みがひどくなるだけで、効果が増加するわけではありません。あたらしい皮膚細胞が作られる過程の肌はバリア機能が低下するため、日光(紫外線)に対して過敏になったり、乾燥しやすくなります。トレチノイン治療中に外出する際は、常に(曇りでも雨でも)日焼け止め(SPF50以上)を塗ることを忘れないでください。また、化粧水や保湿のための乳液を適宜利用しましょう。
まとめ
さて、今回は「トレチノインとは何か?」について書きました。
- 肌の新陳代謝を促して、新しい肌を作り出す
- 毛穴を小さくする薬ではない
- 肌が新しくなりハリが出るので、毛穴が目立たなくなる
- 作用が強く、副作用もあるので注意して使用する必要がある
ここまで読んで頂いた方は、トレチノインの入手方法と使い方が気になるはずです。それは、以下の記事で書きましたのでご参考にしてください。
トレチノインの入手方法についてはこちら
トレチノインの使用方法についてはこちら